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学名 |
Ixeridium dentatum subsp. dentatum (Ixeris dentata, Ixeris thunbergii,
Lactuca dentata, L.thunbergii)
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和名 |
ニガナ
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科名(和) |
キク科
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別名(和) |
チグサ、ミチバタニガナ
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漢名 |
小苦蕒(ショウクバイ,xiăokŭmăi)
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科名(漢) |
菊(キク,jú)科
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別名(漢) |
荼(ト,tú)、苦瓜菜、齒緣苦蕒(シエンクバイ,chiyuankumai)
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英名 |
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2020/05/13 小平市玉川上水緑地 |
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白花品(シロニガナ) 2023/07/18 長野県霧ヶ峰 |
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ニガナ属 Ixeridium(小苦蕒 xiăokŭmăi 屬)には、アジアに約15-25種がある。
タカネニガナ I. alpicola(Ixeris dentata subsp.alpicola) 本州・四国・九州産
ホソバニガナ I. beauverdianum(Ixeridium makinoanum;狹葉小苦蕒)
本州(関東以西)・四国・九州・漢土・ヒマラヤ・インドシナ産
タロコニガナ L. calcicola(喜鈣小苦蕒)
I. dentatum
ニガナ subsp. dentatum(Ixeris dentata;小苦蕒・齒緣苦蕒・苦瓜菜)
小花は5-7個
ハイニガナ f. stolonifera
クモマニガナ subsp. kimuranum 本州北部産
ドロニガナ subsp. kitayamense 紀伊半島渓流沿いに産
イソニガナ subsp. nipponicum
小花は8-11個 新潟県の海岸に産
シロバナニガナ(ハナニガナ) var. albiflorum
ニガナとイソニガナの中間型
北海道・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・華東・樺太産
ハナニガナ(オオバナニガナ) f. amplifolium 黃花品
クロニガナ f. atropurpureum
シロバナニガナ f. leucanthum 白花品
オゼニガナ subsp. ozense(I.kurilense, Ixeris albiflora)
北海道・本州北部・千島産 ミズコケ湿原に産
シラネニガナ subsp. shiranense 関東北部産
I. gracile(Ixeris gracilis;細葉小苦蕒・粉苞苣) 『中国本草図録』Ⅵ/2895
陝甘・華東・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・チベット・ヒマラヤ・ベトナム産
ヤナギニガナ I. laevigatum(Ixeris laevigata;褐冠苦蕒菜・平滑苦蕒菜)
九州・琉球・臺灣・福建・インドシナ・ニューギニア・パキスタン産
ヤクシマニガナ I. parvum(Ixeris parva) 屋久島産
ミヤマニガナ I. transnokoense(能高小苦蕒)
コスギニガナ I. yakuinsulare(Ixeris yakuinsularis) 九州産
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キク科 Asteraceae(菊 jú 科)の植物については、キク科を見よ。 |
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和名は、茎や葉が苦いことから。
嘗て我邦で苦菜(ニガナ)と呼んだもの、及び漢名を荼(ト,tú)・苦菜(クサイ,kŭcài)というものについては、ノゲシを見よ。
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嫩葉を食用にする。
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『詩経』国風・豳風「七月」に、「九月は苴(しょ。アサの実)を叔(ひろ)ひ、荼(と。ニガナ)を采(と)り樗(ちょ。オウチあるいはニワウルシ)を薪にし、我が農夫を食(やしな)ふ」と。
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